省エネのポイント
※ 部屋の平面図を挿入
※ 適宜、分かりやすい簡単なイラストを挿入
リビング
照明器具
- 照明カバーを清掃しましょう
照明のかさやカバーにほこりがたまり汚れると、明るさが低下します。汚れやすい場所はこまめにお手入れしましょう。 - 点灯時間を短くしましょう
日中は照明を消し、夜間も必要のない明かりはこまめに消しましょう。 - 省エネ型に交換しましょう
白熱電球、電球型蛍光ランプ、LED電球を比較すると、白熱電球が最も多くの電力を消費します。電気がきれたとき、省エネ性能に優れた蛍光ランプやLED電球へ交換することで、省エネ効果が高まります。
テレビ
- 消すときは、主電源をOFFにしましょう
テレビを消すときは、リモコンからではなく、テレビ本体のスイッチから主電源を切りましょう。そうすることで、待機時消費電力をカットすることができます。 - 画面の清掃をしましょう
テレビ画面にほこりがつくと、暗く感じられることがあります。明るさを調整する前に、液晶画面の清掃を行いましょう。 - 画面の明るさを音量を調整しましょう
テレビ画面の輝度を下げ、画面を明るすぎないように設定しましょう。また、音量も大きすぎないように調整することで、節電になります。 - 長期不在のときは電源プラグを抜きましょう
旅行や出張などで長期間家留守にするときは、テレビの主電源を切ってから電源プラグを抜きましょう。待機時消費電力をカットすることできます。
エアコン 〈夏の冷房〉
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夏の冷房は28℃を目安に設定しましょう
エアコンの設定温度は消費電力に大きく関わり、冷房のときは設定温度を1℃上げると約10%の節電になるといわれています。 -
スイッチを入れる前に換気で熱を逃がしましょう
部屋の温度が外気温より高いとき、スイッチを入れる前に窓を開けて部屋の換気を行いましょう。エアコンが一番電力を消費するのは、立ち上げ時です。熱気を部屋の外に逃がしてからエアコンをつければ、少ない電力ですばやくお部屋の中を冷やすことができます。 -
風向きは「水平」にしましょう
冷たい空気は下にたまる傾向があります。風向きを「水平」に設定し、温度のムラをなくしましょう。
エアコン 〈冬の暖房〉
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冬の暖房は20℃を目安に設定しましょう
エアコンの設定温度は消費電力に大きく関わり、暖房のときは設定温度を1℃下げると約10%の節電になるといわれています。 -
風向きは「下向き」にしましょう
暖かい空気は上にたまる傾向があります。風向きを「下向き」に設定し、温度のムラをなくしましょう。 -
加湿器などでお部屋の湿度を上げましょう
設定温度を低めにしていても、湿度を上げることで設定温度が高めの時と同じ暖かさを感じることができます。加湿器を利用したり、お部屋の中に濡れたタオルを干すなどして、適度な湿度を保ちましょう。 -
室外機まわりの防雪対策をしましょう
室外機に雪が付いたり、周りに雪が積もったときは除雪しましょう。そのままにしておくと、吸排気の妨げになり、暖房効率が低下します。 - 風量設定は「自動運転」にしましょう
「自動運転」では、お部屋の温度を設定温度にするのに最も効率的な運転をします。 - フィルターをこまめに清掃しましょう
フィルターにホコリがたまると、暖房の効率が下がります。定期的にお手入れすることで、カビの発生や嫌な臭い、異音なども防ぐことができます。 - 扇風機・サーキュレーターで空気を循環させましょう。
お部屋の中に温度のムラがあると、効率よく冷やすことができません。扇風機やサーキュレーターを一緒に使うことでお部屋の中の空気が循環し、体感温度も快適に感じることができます。 - 室外機のまわりに物を置かないようにしましょう
- オフシーズンは電源プラグを抜きましょう
長期間使用しないときは、電源プラグを抜いておくことで待機時消費電力が節約できます。
キッチン
冷蔵庫
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ものを詰め込みすぎないようにしましょう
冷蔵庫の中にものを詰め込みすぎると、庫内の冷気が循環しにくくなり、全体が効率よく冷やされません。適度に隙間ができるよう買い物の量を調整しましょう。 -
開けている時間をできるだけ短くしましょう
扉を開けている時間が長ければ長いほど、庫内の冷気が外へ逃げてしまい、余分な電力を消費します。冷蔵庫用のカーテンをしたり、日頃から庫内を整理整頓をし、良く出し入れするものは手前に置くなど、冷気を逃がさないための工夫をしましょう。 -
設定温度を適切に保ちましょう
冷蔵庫内の温度を控えめに設定すると消費電力が少なくなります。設定が「強」になっていたら「中」や「弱」にすると省エネになります。食品が傷まない程度に調節しましょう。 -
壁から適切な感覚で設置しましょう
冷蔵庫は、壁から離してできるだけすき間をあけて設置しましょう。周囲にすき間がないと、放熱の効率が悪くなり余分な電力を消費します。 -
熱いものはよく冷ましてから入れましょう
熱いものをそのまま入れると、庫内の温度が上がり、余分な電力を消費します。調理したての熱いものは、よく冷ましてから入れるようにしましょう。 -
冷蔵庫の中身を整理しましょう
古くなった食品や常温で保存できる缶詰などを冷蔵庫に入れていたりはしませんか?冷蔵庫の中身を定期的に整理することも省エネのポイントです。
電子レンジ
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必要な分量だけ温めましょう
大きなものを温めるとそれだけ電力を消費します。肉や野菜を冷凍するときは、あらかじめ必要な分量を小分けにすることも節電につながります。 -
ラップを使いましょう
ラップをしてから加熱すると、熱が食品から逃げにくくなり、加熱時間を短縮できます。 -
油汚れをこまめに拭き取りましょう
調理中についてしまったレンジ内の油汚れは、その都度きれいに拭き取りましょう。汚れがあると、その分余分な電力を消費することになります。 -
野菜の下ごしらえに電子レンジを利用しましょう
煮込み料理に使う野菜は電子レンジでチンしてから鍋へいれたり、また、中までしっかり火を通したいときには焦げ目をきれいにつけたあと電子レンジを利用してください。ガス代の大幅な節約になります。
炊飯器
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一度にまとめて炊きましょう
炊飯器は、ご飯を炊くときに大きな電力を消費するため、一度にまとめて炊くことで省エネにつながります。しかも、一度で大量に炊飯した方がおいしいご飯が炊けるといわれています。 -
保温はなるべく切りましょう
ご飯が炊きあがった、ついつい保温したままになっていませんか?この保温機能でも電力を消費しています。炊き上がったら保温は短時間にとどめ、ご飯があまったら、冷ましてから冷凍することをおすすめします。 -
タイマーを活用しましょう
お出かけ前など、炊飯のスイッチを入れて帰宅するまで保温するのと、タイマーを使って帰宅時間に合わせて炊き上がり時間を設定するのとでは、タイマーを使った方が省エネになります。ぜひタイマー機能を活用してみてください。 -
使い終わったら電源プラグを抜きましょう
使うときだけプラグをさし、使い終わったら抜くことで待機電力をカットできます。
IHクッキングヒーター
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熱効率の高い鍋やフライパンを使いましょう
IHクッキングヒーターは専用の調理器具を必要としますが、対応しているものでも種類によって熱効率が良いものと悪いものがあります。熱効率の良いもの、加熱面と鍋底がなるべく同じ大きさのものなどを選びましょう。 -
鍋は余熱せず食材は最初から鍋に入れましょう
IHクッキングヒーターは火力が強く、熱が伝わりやすいため、鍋を余熱する必要はありません。調理する前にあらかじめ食材を入れてから使うようにしましょう。 -
1つのコンロで2つの鍋を同時に保温しましょう
熱伝導率の高い鍋を使っていれば、鍋の一部が加熱口にかかっていれば熱が伝わり、保温されます。そのため、1つのコンロに鍋を2つ置いて保温することができます。
食器洗い乾燥機
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手洗いと比較すると、食器洗い乾燥機の方がお得です
「食器洗い乾燥機は水を無駄使いするのでは?」というのは誤解です。手洗いの場合と比較すると、。食器洗い乾燥機は庫内に貯めた水を循環させて洗うため、手洗いより少量の水ですみます。家事にかかる時間が短縮できるだけでなく、節水に役立つ主婦の大きな味方です。 -
できるだけ食器類はまとめて洗いましょう
食器洗い乾燥機は水量を多く使うため、「まとめ洗い」が鉄則です。洗う食器が少ない場合は水に浸けておき、できるだけまとめて洗うようにしましょう。 -
あらかじめ汚れを落とし、簡単モードを活用しましょう
油などの目立つ汚れはあらかじめ洗い落としてから食洗機に入れましょう。そのとき、「簡単モード」で使えば少ない電気代と水道代できれいに仕上がります。 -
洗浄後は庫内を開放し、余熱で乾燥させましょう。
洗浄後は、乾燥モードに入る前にふたを開けておきましょう。高温で洗浄されているため、食器が冷める頃には自然乾燥されています。
キッチン
トイレ・浴室
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洗浄水の温度を控えめに設定しましょう
洗浄水の温度は高ければ高いほど消費電力が大きくなります。「冷たい」と感じない程度に温度を控えめに設定しましょう。 -
暖房便座の温度を控えめに設定しましょう
暖房便座の温度も高いほど電力を多く消費します。座ったときに「ヒヤッ」としない程度の温度設定にしたり、便座カバーをつけることで冷たさを軽減することができます。季節によって設定温度を変え、特に、暑い夏は便座の設定温度を「切」にしてもいいでしょう。
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便座のフタを閉めましょう
便座の暖房機能を設定中の場合、ふだんは便座のフタを閉めておき、使用するときにその都度フタを開け閉めしましょう。そうすることで放熱によるムダを防ぎ、電気の消費量を抑えることができます。 -
お出かけや就寝前はタイマーを活用しましょう
タイマーがついている機種を使っているのであれば、外出や就寝前にタイマーを設定する方法もあります。タイマーがなくても、長期間使わないときなどには電源を忘れずにOFFにしましょう。 -
長期間使用しないときは電源プラグを抜きましょう
長期間使用しないときは電源をOFFにし、電源プラグも抜くことで待機時消費電力をカットできます。
お風呂
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間隔をあけずに入浴しましょう
ご家族であまり時間をあけずに入浴すると、追い炊きすること必要がないため、その分ガスの使用量を抑えることができます。 -
使わないときはシャワーを止めましょう
シャワーを流しっぱなしにすると、ガス代や水道代の大きな無駄につながります。使うときだけ水やお湯を出すような使い方を心がけましょう。 -
お風呂のフタをしましょう
使わないときは、必ずフタをしましょう。お湯が冷めないため省エネです -
操作パネルのスイッチを切りましょう。
操作パネルの「運転」スイッチが入っていると、電力を消費します。使わないときはスイッチをOFFにしましょう。
洗濯機
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洗濯機の中へ入れる順番を見直しましょう
洗濯機には、重い物や大きい物は下に入れ、下着や洗濯ネットなどの軽い物は上にいれましょう。そうすることで、洗濯機が回転する時間の短縮につながるため、電気代の節約につながります。日々の洗い物はかごの中へ入れておき、洗濯するときに洗濯機の中へ入れるようにすると便利です。 -
洗濯物は適量を心がけましょう
洗濯機に洗濯物を入れる最適な量は80%程度です。洗濯機に物を詰め込み過ぎると、上手く汚れが落ちなかったり、回転させるために大きなパワーを必要とするため、無駄な電気代を使うことになります。また、洗濯物の量が少なすぎるのも問題です。少量の洗濯物を毎日洗うよりも、洗濯機の容量に合わせて洗濯回数を少なくした方が電気代も水道代も節約できます。 -
お風呂の残り湯を利用しましょう
ポンプなどを使って、お風呂の残り湯を洗濯に再利用して水の量を節約しましょう。湯船の汚れが目立つときは、無理に使う必要はありません。 -
洗濯洗剤は適量を使いましょう
洗剤を洗濯物の容量に適した量よりも多く入れてしまうと、すすぎの回数が増え、余計な電気代や水道代がかかってしまいます。 -
汚れのひどくないときは「スピードコース」を使いましょう
目立った汚れのないときには「スピードコース」を使ってみましょう。標準コースよりも短時間で仕上がるため、それだけに電気の消費量が少なくてすみます。
掃除機
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部屋を片付けてから掃除機をかけましょう
掃除機はスイッチを入れた時に一番電力を消費します。できる限り1回のスイッチで最後まで掃除できるよう、掃除機をかける前にほうきやモップを使ってゴミやほこりを集めておきましょう。 -
場所に応じてパワーの「強弱」を切り替えましょう
カーペットやじゅうたんをかけるときは「強」、フローリングは「弱」にするなど、場所によってパワーをこまめに切り替えることで電気代の無駄をなくすことができます。 -
掃除機本体のメンテナンスをしましょう
吸い込むブラシ部分やパックにゴミがたまると、吸引力が落ち、余計な電力を消費してしまいます。さらに、掃除機をかけるたびにいやな匂いが充満するなんてことも。パック式掃除機の場合は適宜新しいパックと交換しましょう。フィルター式の場合もフィルター部分に小さいゴミが蓄積していきますので、こまめに掃除しておけば掃除機の効率を下げる心配がありません。 -
正しい掃除機のかけ方をマスターしましょう
使用時間が短いほど消費電力は少ないものですが、急いで掃除機をかけて肝心のゴミやほこりを見逃してしまうのでは意味がありません。優しく、ゆっくり、静かに掃除機をかけましょう。一般的には手前に引くときの方がよくゴミを吸い取ります。また、畳の目やフローリングの木目に沿って掃除機をかけるとスムーズにゴミが取れます。
寝室
パソコン
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使わない時間が短いときは「スリープ」を使いましょう
短い時間でシャットダウンと起動を繰り返すと、かえって電力を多く消費してしまいます。短い時間の離席や休憩などであれば、低消費電力状態のスリープにすることで余分な電力をカットできます。 -
長時間使わないときは電源を切りましょう
長時間使わないときは、パソコンの電源を切りましょう。一定時間使用しないと自動的に画面の表示を変えて、キーボードやマウスに触れると元の状態に戻るスクリーンセーバーでは、消費電力は下がりません。 -
ディスプレイの明るさを調整しましょう。
画面の輝度を下げ、画面を明るすぎないように設定しましょう。無理に暗くする必要はありませんが、視認性に問題のない範囲でディプレイの明るさを抑えることで節電できます。
電気カーペット
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人のいない面はスイッチをOFFにしましょう
電気カーペットは、分割して暖める機能がありますので、人のいない部分はスイッチをOFFにし、効率よく使いましょう。 -
設定温度を控えめにしましょう
設定温度を「強」から「中」に設定することで、消費電力を抑えることができます。 -
使用目的に合った大きさを選びましょう
電気カーペットをお部屋の床全体に敷いたとしても、お部屋全体が暖まるわけではありません。あくまでも体に接する部分だけが暖まるので、使用用途や人数に合った大きさの商品を選びましょう。
経済産業省 資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド」より