4. たこ足配線に関する注意事項
A 火災につながるおそれがあり、危険です。
ただし、問題となっているのはたこ足配線そのものではなく、電源タップなどで1つのコンセントにたくさんの電源コードを挿し、過度に電力を消費してしまうことです。一般的なコンセントで使用できる電力は、1500Wまでです。それ以上の電力を消費するとコードに負担がかかって熱を持ち、器具の破損や漏電・火災を招く危険性が高くなります。
つまり、たこ足配線が危険な場合というのは挿している“個数”ではなく、同時に使用する“容量の合計”がコンセントやタップの定格容量をオーバーしてしまう場合です。
A. たとえ容量を守ったとしても、電気機器のプラグを差し込んだままにしていると“トラッキング現象”が発生するおそれがあります。
トラッキング現象とは、プラグを長い期間コンセントに差し込んだままにしておくことで隙間にほこりがたまり、このほこりが湿気を帯びた場合に漏電・発火へとつながる現象のことです。たこ足配線のようなコンセントの増設は、それだけ接点が増え、トラッキング火災の原因になりやすいといわれています。
A. 自宅でできる最も簡単な方法は、電源を切った電気機器のコンセントを抜いて定期的にプラグとコンセントを乾いた布で拭くことです。このとき、水が入らないように注意してください。
ほかにも、シリコン製の防止カバーや絶縁キャップ付きタップなど、様々な防止グッズが発売されています。
「もしかしたら漏電しているかも…」「これってトラッキング現象?」と不安に思うことがあれば、弊社までご連絡ください。漏電調査・不良個所の修理を承ります。